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　消費者庁が10日と15日に行った機能性表示食品の届出状況更新で、イミダゾールジペプチドを関与成分とし、疲労感の軽減機能を訴求するサプリメントなど4商品が追加された。このうち2商品は大塚製薬が届け出た「ネイチャーメイド」シリーズで、両品とも目の健康を訴求する商品となっている。

　イミダゾールジペプチドを関与成分とするドリンク型サプリメント「イミダペプチド」を届け出たのは、総医研ホールディングスのグループ会社、日本予防医薬。「日常の生活で生じる身体的な疲労感を軽減する機能があります。身体的な疲労を自覚している方に適した食品です」と表示する。科学的根拠は、最終商品を使った臨床試験で評価した。

　同社は同じ成分を関与成分とする、いわゆる「抗疲労トクホ」の申請を2008年3月以来続けており、審議結果を待たずに届出番号を取得した格好。疲労感の軽減に言及する届出表示に対する番号付与は、味の素が届け出たサプリ「グリナ」（関与成分グリシン）に続き2商品目となる。

　大塚製薬は、サプリメント「ネイチャーメイド ルテイン」「同アスタキサンチン」の2商品を届け出た。製造者は同社子会社の米ファーマバイト社。海外で製造される商品で届出番号を取得したのは今回が初となる。

　届出表示は、ルテインが「目のコントラスト感度（色の濃さの判別能力）をサポートすることが報告されています」、アスタキサンチンは「目のピント調節機能をサポートすることが報告されています」。科学的根拠は、同社社員が実施した研究レビューで届け出た。

　アスタキサンチンを関与成分にした商品の届出番号取得は、伊藤園が届け出たその他加工食品（果汁飲料）に続き2商品目。それぞれ「目のピント調整機能サポート」に言及している。

　このほか、〝血圧が高めの方に適した機能がある〟などと訴求する、健康家族が届け出たサプリメント「伝統にんにく卵黄」も追加された。関与成分はニンニクに含まれるＧＡＳＣ（γ‐グルタミル‐Ｓ‐アリルシステイン）に設定、1日摂取目安量2粒（ソフトカプセル）当たりに1.2㍉㌘配合している。