アフリカマンゴ 「体脂肪減少サポート」でレビュー (2015.12.24)


 ここ数年で健康食品販売大手による採用も見られるようになったダイエット素材、アフリカマンゴノキエキスの研究レビューを原料供給する㈱龍泉堂(東京都豊島区)が先ごろ終え、機能性表示食品の届出支援を始めた。レビュー結果から想定される機能性表示は、「肥満気味の方の体脂肪、中性脂肪を減らすことをサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています」。同社としても消費者庁に届け出る計画だ。

 アフリカマンゴノキに含有するエラグ酸を機能性関与成分とする。「1%エラグ酸含有アフリカマンゴノキエキス」の名称で届け出る予定だ。供給するアフリカマンゴノキエキス「IGOB131」は、エラグ酸含有量を1%以上で規格化する。

 最終製品販売も手掛ける同社は年明け早々にも、「スリムチャレンジ」を商品名とするサプリメントの届出を行う予定。これまでに届出実績のない機能性関与成分を届け出ることもあり、受理までに通常よりも時間を要する可能性が高い。ただ、同社が支援する形で他社からも同時期に届出が行われる見通しで、複数社間で情報共有しながら早期の届出受理を目指す。

 アフリカマンゴノキエキスの機能性表示食品素材化を目指すに当たって同社は健常者を対象にした5倍量過剰摂取試験を実施し、安全性データを拡充。また、米国の第三者機関に研究レビューの主要部分を委託する形で、肥満境界域の被験者を対象にした臨床試験論文に基づき有効性を評価したとしている。

 アフリカマンゴノキは、主に中央・西アフリカなどの熱帯地方に自生するニガキ植物の一種で学名は「アーヴィンジア・ガボネンシス」。健康食品原料の原材料として用いられているのは種子。食薬区分の非医薬リストに収載されており、アサヒフードアンドヘルスケアやDHCなど販売大手の採用実績がある。龍泉堂が供給するIGOB131は、韓国の健康機能食品制度で、減量作用に関わる機能性表示が許可されている。

Clip to Evernote

ページトップ