機能性表示食品 届出GL 小幅改正(2018.1.11)
消費者庁は昨年12月27日、機能性表示食品の届出ガイドライン(GL)一部改正を行い、施行した。小幅改正にとどまる。糖質・糖類、エキス類は反映していない。今年度末の3月末にも改正を行う。
GL改正は制度施行以来2度目。今回の改正は、昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画に応じたもの。同庁は主な改正点として、①事業者から問い合わせの多い事項を分かりやすく見直す②被験者に18~19歳が含まれる場合の考え方を反映③検証事業の報告書を踏まえた届出資料の質の向上に資する事項の追記──の3点を挙げている。
①では「質疑応答集(Q&A)」の一部を反映。制度上の「臨床試験」の定義について、トクホの留意事項で規定する「『ヒトを対象とした試験』と同意」と追記した。③については同庁が昨年度実施した検証事業報告書を踏まえ、査読付き論文の投稿先に関し、「査読の方針および標準査読期間を公開しているなど、査読の透明性が高い雑誌であることが望ましい」などと追記した。