米GNC、中国企業の傘下へ ハルビン製薬が3億ドル投資(2018.3.8)


 米サプリメント販売大手のGNCは2月13日、中国の製薬大手ハルビン製薬との間で、戦略的パートナーシップ契約を結ぶことに合意したと発表した。契約に基づき、ハルビン製薬はGNCに3億㌦を投資し、GNCの株式の約40%を取得する。これにより、ハルビン製薬はGNCの筆頭株主になる。

 また、中国に合弁会社を設立することでも合意したと発表した。合弁会社では、GNCブランド製品の製造から販売までを中国本土で手掛ける。中国の現地報道によると、合弁会社は香港に設立し、ハルビン製薬が65%、GNCが35%を出資するという。

 ハルビン製薬は、医薬品やサプリメントの製造販売を手掛ける企業で、大株主は香港拠点のシティック・キャピタル・ホールディングス。

 GNCによると、GNCの2017年通期売上高は前年比3.4%減の24億5300万㌦、純損益は1億4890万㌦の赤字を計上していた。ハルビン製薬から投資を受けることで資本力を強化したい考え。


Clip to Evernote

ページトップ