通販事業が拡大 ファーマフーズ14年7月期決算(2014.9.25)
㈱ファーマフーズ(京都市西京区)の14年7月期決算は、売上高が前年同期比5.9%増の16億1400万円、営業損失は2800万円(前期は営業利益2億1700万円)だった。このうち、機能性素材事業の売上高は2.9%増の10億8100万円、自社通販やOEMを行っている機能性製品事業は182.5%増の3億4400万円。
同社が12日に発表した。同期は特に自社通販事業「タマゴ基地」の売上高が1億9200万円(前期2000万円)と大きく増加。積極的な投資も行った結果、販売品及び一般管理費は前年同期比37.5%増の9億3000万円だった。引き続き9月1日付で自社コールセンターを新設するなど、通販事業の拡大に力を入れている。
同期の機能性素材事業では、ワキ製薬と共同開発した麹菌由来抗血栓素材、ドールとの共同開発による発酵青バナナ末を開発、上市。サルコペニア対策をコンセプトにした卵白由来「サルコペップ」や卵黄由来の育毛素材を開発した。また、鶏卵抗体素材を中心に既存素材の販売が好調に推移。特に、「ギャバ」が中国の大手メーカーに採用されたほか、マカなどとの複合摂取で男性機能を改善する機能で特許取得した「ランペップ」が大きく売上を伸ばした。
15年7月期は売上高25億円、経常利益1億9000万円を見込む。