コラーゲン原料をグループの日祥に事業移管 JNC(2014.9.25)
JNC㈱(東京都千代田区)は9月18日、コラーゲンペプチド原料「マリンコラーゲンオリゴ」事業をグループ会社の日祥㈱(同)に移管すると正式に発表した。「営業の効率化によるさらなる事業拡大」が目的だとしている。
事業移管日は来月1日付。移管先となる日祥はJNCグループの商事部門として1971年9月に設立。合成樹脂などの化学製品のほか、化粧品原料、食品添加剤などの輸入販売を、メーカー的機能も付加しながら展開している。年商は250億円(14年3月期)。
これまでのところ日祥に健康食品原料の取り扱い実績はないが、JNCでは「化粧品原料では実績がある。最終製品販売も手掛けている。メーカー的機能もあり、よりきめ細やかな営業ができる」と見ている。
「マリンコラーゲンオリゴ」は05年に市場投入された食用海洋魚のウロコを原材料にしたコラーゲンペプチドで、機能性エビデンスなどで付加価値を高めた「ハイグレード」と、販売価格を抑えた「マルチ」の2グレードがある。JNCでは「ハイグレード」摂取に伴う筋肉への働きについて、大学研究機関と共同研究を進めていた。