【インタビュー】イムダイン・本多伸吉社長(2014.10.9)
注目企業のトップに聞く
〝まずは『リテスタ』に注力〟
通信販売や美容サロンなどを通じ、肌やダイエット用途など数々の製品を展開してきた㈱イムダイン(東京都港区)。メイクアップアーティストとして女性の美を追求してきた植村 秀氏が、「体の内側からの美容」をテーマに02年に創業。以来女性の内面の美しさを考えた製品を開発・提案してきた同社は、今月1日に育毛サプリメント「RETESTA(リテスタ)」を発売した。髪に関するサプリメントは同社にとって今回が初となる。「髪は、植村が着手できなかったテーマであり、いつかこの研究を形にしたかった」という本多伸吉社長に、新製品となる「リテスタ」について、そして同社の今後について聞いた。
――まず今月1日に発売された「リテスタ」ですが、開発の背景について教えて下さい。
「美肌やダイエット目的の製品など、今まで30点以上イムダインとして製品化してきたが、その中で髪に関するサプリメントだけが無かった。髪は美を追求する上で密接な関係にあり、どうしても製品化したかった。また、髪の悩みは男性と女性とでは全く内容が異なるはずで、今回『リテスタ』の一番の特徴でもある男性用と女性用に分けたのは、それぞれの悩み解消に特化した髪のサプリメントを提供したかったからだ」
――「リテスタ」の初年度年間販売目標を教えて下さい。
「当社ではすべての製品で「初年度年間1万箱」を目標にしている。これをクリアすることが合格ラインの一つ。現在の売れ筋製品は水素サプリメントの「ハイドロ・プラス」と、酵素サプリメントの「フェルメイト」だが、いずれも初年度で2万箱を売り上げた。現在も1万7000~8000個で推移している。『リテスタ』も初年度1万箱を超えるようにしたい」
――現在の業績はどれぐらいでしょうか。
「前期(2014年3月)は5億5000万円だった。今期については、通信販売が順調に伸びていることもあり、6億5000万円を見込んでいる。これは『リテスタ』初年度売上の見込みを含むもので、その販売推移によって売上高はさらに上積みされる可能性もあると考えている」
――御社のこれからの展望について教えて下さい。
「これからのことについては三つ考えており、一つはPB・OEMのさらなる充実化。昨年からアウトソーシングラボを設置し、製品開発や試験などさらに充実して行える環境が整った。二つめとしては、メディカルサプリメントの拡充。今までも医師の希望に沿った医療機関専売用としての開発や、クリニックにおける新たな付加価値としての提案は行ってきたが、今後さらに力を入れていく予定だ。三つめはスポーツサプリメントに着手できないかと思っている。あくまでも現時点で構想段階ではあるが、今年1月18日に横浜で行われた、元サッカー日本代表選手、波戸康広氏の引退試合にて、当社がユニフォームの胸スポンサーを務めた縁もあり、彼をアドバイザーに迎え、展開していくことも視野に入れて考えている。イムダインとして、この三点に力を注いでいけたらと思っている」