大麦βグルカン機能性表示視野に BHNが取扱い(2014.10.9)


 欧州食品安全機関(EFSA)がコレステロール低減機能、心疾患リスク低減のヘルスクレーム(健康強調表示)を承認している大麦由来βグルカン原料の販売を、ビーエイチエヌ㈱(東京都千代田区)が始める。食品の機能性表示制度に対応できる可能性がきわめて高いと見て、取り扱いを決めた。㈱ヘルシーナビ(東京都大田区)を総輸入元として配合提案を進める。

 この原料は、スロヴェニアの機能性食品原料メーカー、ヴァレンズ(Valens)が製造販売する大麦由来の可溶性食物繊維で、βグルカンを15%含有する。欧州を中心に「BGG」の製品名で販売されてきたが、最近「ヴァレコール」に変更。日本でもこの名称で販売していく。

 海外では大麦由来βグルカンを配合した最終製品には一般加工食品が多く、幅広い食品形態に応用できることから、BHNらも一般食品メーカーを中心に提案していく方針。また、原料価格面でも大きな無理はなく配合できることもあり、機能性表示を行いたい一般食品メーカーへの訴求力が強いと見ている。

 同原料が日本で販売されるのは今回が初。BHNとヘルシーナビで国内独占販売を行う。

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