皇漢薬品研究所 ムクナ粉末のOEM開始、滋養素材 (2014.10.9)

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 健康食品受託製造の㈱皇漢薬品研究所(東京都千代田区)は、熱帯アジアを原産とするマメ科植物の滋養強壮素材ムクナのOEM展開を10月から開始する。原料供給も同時に提案していくが、同社が豊富にラインナップするマカやスッポンなど滋養強壮素材との組み合わせや、商品企画設計などのノウハウを十分に活かしたOEMで差別化を図る。

 10月から本格供給するムクナはタイの国立カセサート大学が栽培したもの。同大学で3年前より研究を開始、有用成分の含有量を安定化させた高品質のムクナを完成させ、日本への輸出では皇漢薬品を正規代理店として展開することの契約を締結していた。同大学と同社は更年期障害改善で訴求しているプエラリアミリフィカ粉末原料の輸出入で約3年前から取引関係にある。

 日本市場では十数年前よりムクナの取り扱いを各社が開始、脳内神経伝達物質と呼ばれるドーパミンの前駆物質L‐ドーパを有用成分として規格化し、滋養強壮、疲労回復などの機能性訴求で市場を構築してきた。

 「カセサート大学で栽培・規格化したトレーサビリティを確立した原料として差別化できる」(同社担当者)といい、タブレットやハードカプセルの健康食品とともに、菓子やゼリー、飴など一般食品への展開もできるよう粉末原料を用意、提案していく。
【写真はムクナの莢(左)と、莢から取り出したムクナの豆】

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