17商品に表示改善要請 消費者庁ネット監視(2014.10.9)
消費者庁は9月26日、昨年10月~12月に実施した、健康増進法に基づく健康食品等の虚偽・誇大表示に関するインターネット監視結果をまとめ、16事業者17商品に同法違反の恐れがある文言があったとして、事業者に表示の改善を要請した。併せてショッピングモール運営事業者にも表示適正化について協力要請した。このうち、錠剤、カプセルなどいわゆる健康食品は11商品あった。
同監視は毎年4回、キーワード検索でヒットしたサイトを目視で確認し、同法に違反する恐れがある表示を発見した場合、事業者に改善要請を行うというもの。今回は「被ばく予防(治療)」や「甲状腺機能低下を防ぐ」など、放射能(放射線)による疾病に効果があるかのような表現について検索を実施した。
同庁が改善を要請した表示の中には「カリウムやヨウ素は、正常な甲状腺機能に必要な成分を含む化合物です。ヨウ素は甲状腺ホルモンに不可欠である一部です」との表示を行っていた健康食品があったという。
なお、昨年7月~9月分の改善要請の結果、73事業者79商品すべての表示が改善されたことも併せて公表した。