アスペルロシドで差別化 小林製薬「スリム杜仲粒」(2014.10.23)
杜仲葉の有用成分として数多くの研究成果が報告されてきた配糖体アスペルロシドを高含有した栄養補助食品「スリム杜仲粒」を㈱小林製薬(大阪市中央区)が16日に新発売した。同社が2003年に日立造船より杜仲事業を引き継いで以降、トクホを含めた数多くの杜仲葉商材を開発、発売してきたが、同成分を高含有した商品の上市は初となる。
アスペルロシドは杜仲葉に微量に含まれ、葉の収穫後から徐々に減少、また熱や水に弱く、高温での焙煎でも減少し、成分の安定化が困難だった。同社が6年かけ同成分を高含有する独自製法を確立、商品化した。
新製品「スリム杜仲粒」(300㍉㌘×180粒、4860円・税込)は、杜仲葉エキスと金時生姜を組み合わせたダイエット習慣をサポ―トする栄養補助食品。1日摂取目安6粒中に有用成分アスペルロシドを35㍉㌘配合した。同成分含量は、杜仲茶1.9㍑分(同社比)に相当するという。販売は同社通販サイト限定で展開する。
同社ではラットを用いた試験で、アスペルロシドが内臓脂肪の蓄積を抑制する効果のあることを、2008年開催の日本杜仲研究会第3回定期大会で発表している。