8月の健食通販10.1%減 5カ月連続、通販協(2014.10.23)
日本通信販売協会の通販売上高月次調査で、健康食品の売上高は8月度も前年同月実績に遠く及ばず、5カ月連続のマイナスとなった。さらに前の月と比べて減少率は拡大。売上高も、消費増が引き上げられた今年4月並みの水準にまで落ち込んだ。
調査対象企業は同協会の理事社・監事社を中心とする145社。健康食品の8月度売上高は前年同月比10.1%減の146億7200万円だった。減少率は、前の月との比較で1.6ポイント悪化し、今年4月度以来の2ケタ減。売上高が150億円を割り込むのも4月度以来となる。
一方で、総売上高は0.4%増の1090億6600万円と、微増だが今年度調査で初めて増加に転じた。商品別にみると、化粧品は1.7%増の130億9500万円と2カ月連続増。そのほか、家庭用品(4.8%増、166億4900万円)、通信教育・サービス(4.9%増、21億8000万円)文具・事務用品と化粧品を除く雑貨(2.2%増、161億4300万円)がそれぞれ増加に転じた。