むずむず脚で臨床データ 大麦エキス乳酸菌発酵粉末(2014.10.23)


 ㈱キティー(東京都新宿区)は大麦エキス乳酸菌発酵粉末「ファーベックスKT」について、むずむず脚症候群の臨床データを取得、医薬品メーカーなどへの販路を開拓する。

 むずむず脚症候群はレストレスレッグス症候群とも言われ、就寝時に脚の痒みや痛みなどを発症させる。女性に多い疾患で、公的なデータはないが、罹患者は国内で200~500万人と推計されている。

 同社は医師がこの疾患を認定した19~58歳の日本人女性10名を対象に臨床試験を実施した。4週間毎日摂取させ、摂取後と4週間後の2回、不快な感覚を確認。不快感の最大指数を10に設定したところ、「脚の不快な感覚」が被験者の平均値で摂取前の6から摂取後および4週間後に、いずれも2に改善された。

 ファーベックスKTは大麦を酵母と麹で発酵させてから、同社が発見した免疫レセプターを増加させる乳酸菌「KT‐11」を配合した素材。同社はファーベックスKTの普及に際して、酵素エキスとの配合(便秘改善)やイソフラボンとの配合(更年期対策)、GABAとの配合(不眠改善)なども提案する方針だ。

Clip to Evernote

ページトップ