ソバ素材で降圧作用 大和薬品(2014.11.6)


 大和薬品㈱(東京都世田谷区)が「発酵キョウバク」における降圧作用の機能性について㈱信州TLO(長野県上田市)、信州大学農学部中村浩蔵准教授らと共同提案し、経済産業省の支援事業に採択された件で、同社企画室室長二宮健太郎氏は同素材の今後について「海外展開も視野に入れている」と語った。

 同氏は、この採択を受け「ラットでは降圧作用を確認できたが、ヒトでの臨床試験を急ピッチで進めていきたい」とし、製品化できれば「低用量で確認できたので、価格面でインパクトを与えられる可能性がある」と、同素材に期待を寄せる。

 また、ラットでの実験ではソバアレルギーの反応は見られなかったといいう。同氏は「恐らく発酵の段階で、アレルギーを起こす原因となるタンパク質が分解されるのでは」と推測している。

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