NAFL改善作用を示唆 東洋新薬「葛の花エキス」(2014.11.6)


 内臓脂肪低減などに伴う抗肥満作用が確認されている㈱東洋新薬の独自素材「葛の花エキス」について同社は10月28日、非アルコール性脂肪肝(NAFL)改善作用を有すことが臨床試験で新たに示唆されたと発表した。NAFLは、飲酒歴がない場合でも発症する脂肪肝の一種。肥満などが関与するとも考えられている。

 葛の花エキスのNAFLに対する機能は、これまでに発症抑制作用を持つことが動物試験で示唆されていた。人で改善機能が認められたのは今回が初。オリエンタル上野健診センターの森充子氏と共同で確認した。

 発表によれば、試験ではアルコール摂取量が1日当たり20㌘以下で脂肪肝のある軽度肥満男性21名を被験者にした二重盲検群間並行試験を実施。その結果、葛の花エキス摂取群は摂取前とコントロール群と比べて肝臓障害の程度指標ALTが有意に低い値を示した。また、値が1.0以下で脂肪肝と判断される肝脾CT値比が摂取前1.0以下の被験者のうち、最大及び最小値の被験者を除いて層別解析を行ったところ、CT値比の上昇傾向が認められた。

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