健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　㈱ディーエイチシーがこのほど発表した2014年7月期決算は、売上高が前年同期比4.7％減の1084億800万円、純利益は48.3％減の49億6600万円と減収減益だった。

　このうち健康食品の売上高は7.4％減の526億8400万円。注力製品について、テレビＣＭやインフォマーシャルなどを統合する形で販促を行ったが、前期に及ばなかった。「ＤＨＣプロティンダイエット」「フォースコリー」「極らくらく」「ＤＨＡ」などは好調だったという。

　また、化粧品の売上高は1.8％減の489億6700万円、衣類や雑貨などのその他が3.9％減の67億5700万円と、いずれも前期に及ばなかった。全体の営業利益は10.6％減の143億9400万円、経常利益は13.5％減の156億1600万円。

　㈱ディーエイチシーは14年7月期決算純利益の一部を4日、東日本大震災で被災した福島県南相馬市、岩手県大槌町、宮城県が運営する「東日本大震災みやぎこども育英基金」にそれぞれ復興義捐金として寄付した。寄付額は、それぞれに純利益の1％ずつ、計3％に当たる1億4898億円。

　同社は震災が発生した直後の11年3月に同3県に対し、吉田会長個人と合せて4億5000万円の義捐金を寄付。5年間にわたり純利益の1％ずつを3県に寄付することも約束した。これまでの寄付額は、11年が1億3011万円、12年が2億445万円、13年が2億8788万円となっている。