機能性表示へ前進 プロポリス協議会がセミナー(2014.11.20)
日本プロポリス協議会は12日、平成26年度秋のセミナーを東京・中野サンプラザで開催、規制改革会議委員の森下竜一氏を招き、来春施行が予定される機能性表示制度(仮)へのプロポリス活用の可能性について会員を交え話し合った。
当日は角田汎造会長が最初に挨拶、「500億円ともいわれたプロポリス市場だが、現在では300億円ともいわれ苦しい状況だ。来春には機能性表示制度が施行される。これを契機にプロポリスの市場拡大を図りたい」とし、会員からの奮起を促した。
登壇した森下氏は、規制改革会議でこれまでに提示されてきた機能性表示食品の概要について時系列的に説明、市場が急速に拡大した海外の事例から同制度のメリットを強調した。
また個人的な見解としながら、プロポリスを同制度に活用するのであれば、身体へ作用する成分を同定し、その成分が主要成分となれば関与成分になり得るとし、制度で活用できるとした。さらにプロポリスの考えられる機能表示では、「抗酸化機能を維持する」「酸化ストレスを低減させる」「アレルギー機能を維持する」「免疫機能を維持する」などの表現は可能だろうとし、プロポリスの同制度への活用に期待感を示した。
【角田汎造会長(写真左)と、森下竜一氏(写真右)】