日本緑茶センター 北島大太朗社長(2014.12.11)
日本緑茶センター㈱(東京都渋谷区)は11月21日に新体制に移行、北島勇社長が代表取締役会長に就き、北島大太朗副社長が新たに代表取締役社長に就任した。創業45周年の記念祝賀会でのスピーチで「今後はアルガンオイルに力を入れる」という北島新社長にその魅力と販売戦略を聞いた。
─―アルガンオイルは以前から販売しています。どのような経緯で取扱いを始めたのでしょうか。
「1990年に駐日モロッコ王国大使館から話をもらったのがきっかけになる。商品自体の魅力もあったが、オイルの元となるアルガンの樹を植えることでサハラ砂漠の緑地化や、現地の雇用創出に繋がると聞き、前社長(北島勇・現会長)が導入を決定した」
――同品の特徴を教えてください。
「オイル自体の栄養価が非常に高いことだ。オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸に、γ‐トコフェノール、スクワレン、トリテルペン、ステロール類が豊富に含まれている」
─―アルガンオイルの売上動向は。
「前年比170%と好調に推移しており、今期はさらに増加を見込んでいる。化粧品メーカーなどの引き合いが増えており、やはり女性に訴求していきたい企業からが目立つ印象だ」
――今後アルガンオイルで健康食品などは考えていますか。
「素材の持つ強い抗酸化作用などの機能性はアピールしていくが、加工はせず、そのまま詰めたカプセルタイプでの提供を考えている。そのためには、今後さらなるアイテム数の拡充は必須だ」
――今後の販売戦略ついて教えてください。
「機能性オイルとして日本に広めていくことは当社の使命と考えている。エイジングケア目的で、“食べる美容”としてアピールしており、主催の日本アルガンオイル協会や後援する日本モロッコ協会などと組み、クスクスやタジン鍋を使ったモロッコ料理のレシピ提案など普及活動を行っている」