ビルベリー含有食品で眼精疲労軽減で論文 えがお(2014.12.11)
ビルベリーエキス含有食品の摂取に伴う眼精疲労自覚症状の軽減機能を検証する目的で実施した2つの臨床試験結果をまとめた論文が、国内学術誌「プログレス・イン・メディシン」の11月号に掲載された。論文投稿したのは、ビルベリーエキス含有サプリメントもラインナップする通信販売の㈱えがお(熊本県熊本市)。
論文名は「ビデオディスプレイ端末光への曝露に起因する眼精疲労自覚症状に対するビルベリー果実抽出物含有食品の保護的効果」。2つの試験はいずれも、眼精疲労症状を自覚する人を被験者にした無作為化二重盲検プラセボ対照試験として実施したもので、昨年8月から12月にかけて都内クリニックで行った。
試験は、日常感じている自覚症状をビルベリーエキス含有食品の摂取で軽減できるか、また、強いVDT
作業の負荷による眼精疲労自覚症状の悪化に対して予防効果を示すかを主に検証したもの。論文によれば、その結果いずれの眼精疲労自覚症状に対しても軽減効果を持つことが示されたとしている。
有効性評価には、眼精疲労症状について尋ねる20項目、あるいは7項目からなる調査票を用いた自覚症状スコアを使用した。安全性に関しても調べており、試験食品摂取による有害事象は認められなかったという。