プレミアム玄米、本格導入へ 高機能玄米協会(2014.12.11)
高機能玄米協会は1日、栄養豊富なプレミアム玄米「金のいぶき」の一般流通への本格導入にあたり、都内で試食・発表会を開催した。2002年の種の交配から12年、今年から本格的な栽培を開始した「金のいぶき」について池森賢二会長は、「私達の健康を守るために、玄米・発芽米を常食することで医療費問題の解決にもつながる」だけでなく、水田農業の活力を取り戻すことも可能だとし、同玄米の経済活性での優位性も訴えた。
「金のいぶき」は、玄米食用として開発した新品種で、通常玄米と比べ胚芽が約3倍と大きく、GABAやオリザノール、ビタミンEなどの栄養成分を豊富に含む。今年から本格栽培され初年度収量250㌧はすでに完売し、来年度栽培分700~800㌧も予約済み。再来年は3000~4000㌧の収量を見込んでいる。昨年あたりから限定的に加工米が販売されてきたが、今年からたいまつ食品、亀田製菓が本格販売を開始し、今月中旬以降にはファンケルヘルスサイエンス、パルシステムなどが市場に投入する予定だ。
当日は同玄米を用いた料理や、今後市場への導入が予定される加工品としてのライスミルクや蕎麦などがメニューとして披露された。
【写真は「金のいぶき」を使用した商品(写真左)、高機能玄米協会の池森賢二会長(写真右)】