グリーンコーヒー、体脂肪減少表示が期待(2014.12.25)


 今夏、韓国で機能性表示を許可された、クロロゲン酸含有グリーンコーヒー豆抽出物「スベトール」について、日本で同原料を販売するナチュレックス㈱が、日本で来春実施される機能性表示制度でも、韓国と同様の機能性表示を行える可能性があるとして提案を進めている。

 「体脂肪の減少を助ける」。スベトールについて韓国食品医薬品安全庁処(MFDS)は、7月17日付でこうした表示を許可。これを受け、韓国では、スベトールを1日当たり400㍉㌘以上摂取できるようにした最終製品は、健康機能食品として、この表示を製品パッケージなどに記載できるようになった。

 「ガイドラインが出ていないので何とも言えない」とナチュレックスでは話しつつも、スベトールでの機能性表示に関する国内事業者からの問い合わせに対し、エビデンスに基づき国が表示を許可した韓国での実例を伝えている。

 スベトールを1日400㍉㌘、60日間摂取することで、体重減少、除脂肪体重増加に機能することが、無作為プラセボ比較二重盲検臨床試験などで示唆されている。同社によれば、これまでに海外学術誌で発表されている論文が計9報あり、うち7報が臨床試験論文。含有するクロロゲン酸の脂肪燃焼作用などにより、体重減少に働くと考えられている。

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