不二製油、研究開発拠点を拡充 グローバル展開加速(2015.1.8)
不二製油㈱(大阪府泉佐野市)は、泉佐野市の研究開発拠点を全面的に建て替え、新たな研究開発施設「不二テクノセンター(仮称)」を建設すると12月18日発表した。また今年3月には海外発の研究開発施設をシンガポールに開設するなど、中期経営計画「ルネサンス不二2016」で掲げたグローバル体制の構築を進める。
「不二テクノセンター」では、グループ全体の研究・技術開発を主導する役割を担い、継続的に新規事業や新技術・新製品を創出する技術革新の中心拠点と位置付ける。また生産技術・分析部門を兼ね備えた体制とし、情報の収集・発信機能も強化する。
さらに国内外の研究員用の共同研究室も設置し、「イノベーションを興せる場」としても提供する。
延床面積9200平方㍍。総工費約45億円。16年7月に竣工させる。
一方、東南アジアはじめインド、中東、アフリカなどアジア全域での事業拡大を図るための研究施設「アジア研究開発センター」では、現地のニーズに合わせた製品研究・開発を行う。また日本との連携により相互技術交換び現地社員の育成を推進させ、商品開発を加速させる。