今春の花粉、関東、東北で多く 環境省予測(2015.1.8)
環境省は12月25日、平成27年春の花粉総飛散量及び飛散開始時期の予測(第1報)を公表した。スギ・ヒノキ花粉の総飛散量は、例年との比較で近畿、四国、九州地方で少なく、東北、関東、東海、中国地方は多くなると予測。甲信、北陸地方は概ね例年並みとした。
春に飛散するスギ・ヒノキ花粉の数は、前年夏の気候に大きな影響を受ける。昨夏は東日本と北日本で雄花形成が多い気象条件であったほか、26年春の飛散量が東北から関東、東海地方で少量飛散だった。27年春の飛散量はこの反動もあって、東北、関東、甲信、北陸、東海地方では昨春よりもかなり多くなる見込みという。
逆に西日本では前年夏の雄花形成が少なく、また、四国、九州地方で大量飛散年だったことから、近畿、中国地方では昨春並みかやや多く、四国、九州地方では少なくなると予測した。
なお、スギ花粉の飛散開始時期は全国的にほぼ例年並みという。