黒ショウガで老化筋肉改善を示唆 オリザ油化(2015.1.22)


 オリザ油化㈱(愛知県一宮市)は10日、原料供給している黒ショウガエキスについて、エネルギー生産性の高い筋肉をつくり、筋肉を若返らせる機能性を持つ可能性を細胞試験で見出したと発表した。筋肉の量を増やすだけではなく質を改善する働きが期待できるとしている。今後、ロコモティブシンドローム対応や、アスリート向けに筋肉の質向上を訴求する製品への配合を提案していく。

 発表によれば、マウス筋芽細胞を使った試験を実施したところ、黒ショウガエキスを加えた群では筋芽細胞のATP(エネルギー)産生量が増加し、逆に乳酸の放出量が抑制された。この結果について同社は特許を出願し、中心的な活性成分も単離・同定。詳細については今年3月の日本薬学会での発表を予定している。

 同社によれば、老化した筋肉では、ミトコンドリアの機能異常などにより、乳酸を上手く代謝出来ない場合があるという。

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