医薬食品局から〝食品〟消える 厚労省が組織再編(2015.1.22)


 厚生労働省は、政策目標に掲げる「国民の健康寿命の延伸」に対応するため、来年度に健康局を中心とした組織再編を実施する。2015年度予算成立が前提となるが、組織再編は今夏以降に実施される見通し。

 同省が14日に公表した組織改革案によると、現行の健康局がん対策・健康増進課、疾病対策課、結核感染症課の3課を、健康課、がん・疾病対策課、結核感染症課、難病対策課(いずれも仮称)の4課に再編する。このうち、新設の難病対策課は雇用均等・児童家庭局が所管する小児慢性特定疾病に係る業務を移管し、30人規模になる予定だ。

 一方、健康局生活衛生課と水道課は医薬食品局の食品安全部に移管する。これに伴い同局は医薬・生活衛生局(仮称)、併せて同部は生活衛生・食品安全部(仮称)に改める。

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