アスタキサンチン 原料3種含有量を増量 富士化学工業(2013.9.12)
富士化学工業㈱(富山県中新川郡)は、自社で製造しているアスタキサンチン原料3種類のアスタキサンチン含有量を増量し、今月から本格的に供給開始した。
「水溶性アスタリール液」と「アスタリールWS液」を、従来の0.45%以上から0.5%以上に増量。「アスタリールパウダー20F」は、1.8%以上から2%以上に増量した。
同社ではこの規格の変更は、アスタキサンチンを採取するヘマトコッカス藻を、以前よりもアスタキサンチンが高含有した状態で、かつ安定して育てられるようになったためとしている。また、同社担当者は「採用実績が増えてきたため、顧客が使いやすいキリの良い数値にした」とも述べている。現在藻の育成は、藻に照射する光を24時間制御できる密閉式のバイオリアクターに集約している。
なお、この3種類の原料価格は据え置く。