イリドイド含有飲料に抗糖化作用 モリンダが発表(2015.2.12)


 モリンダ ワールドワイド インク(本社:米国ユタ州)は1月21日、昨年12月29日発行の食品科学に関する研究論文誌「International Journalof food science」において、イリドイドの抗糖化作用を示唆する3つの研究論文が掲載されたと発表した。「イリドイド含有飲料の抗糖化作用」の論文名で、試験管研究、疫学研究、臨床研究の3つが掲載された。

 試験管研究では、ノニに含まれる脱アセチルアスペルロシド酸(DAA)、サンシュユに含まれるロガニン酸、糖化反応阻害剤のアミノグアニジンで比較し、通常濃度の場合はアミノグアニジンのAGE阻害率が最も高かったが、一定の濃度を超えた時にDAA、ロガニン酸のAGE阻害率がアミノグアニジンを超えることが分かった。

 臨床研究では、同社とインドネシア大学との共同研究で男女34名の健常者を対象にイリドイド含有飲料を8週間毎日、60~240㏄摂取させ、オランダ・ダイアクツプティクス社製AGE値を測定する機器でAGE値を摂取前後で比較した。その結果、対象者のAGE値の平均値が体内年齢に換算し約4歳程度下がり、統計的な有意差が出たとしている。

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