シクロケム 機能性表示を支援(2015.2.12)
㈱シクロケムは、食品の機能性表示に向けた製品開発のサポートを展開する。神戸大学医学研究科の客員教授を務める寺尾啓二社長は「様々な機能性研究を行っており、エビデンスを豊富に取得しているのが当社の強み」だと語る。
同社で取扱うシクロデキストリンを用い、依頼企業の機能性素材を包接することで、生体内での利用能を高め、健康増進作用の向上も期待できるという。寺尾社長は、「たとえばCoQ10は、これまで吸収性や熱などに対する安定性など様々な問題点が指摘されてきたが、それらの改善が期待できるのがγ‐シクロデキストリンによる包接技術だ」と語る。また、多くの研究機関と共同研究を実施。国内では大阪大、金沢大、大阪市立大のほか25大学、海外ではドイツのキール大学など5大学とも食品の機能性に関する研究を行っている。