機能性食品開発など強化 ライオンが新中期経営計画(2015.2.26)


 ライオン㈱(東京都墨田)は10日、国内事業の質的成長や海外事業の量的成長、新しいビジネス価値の開発などを盛り込んだ2015~17年における中期経営計画「V‐2計画」を策定した。12~14年の3カ年「V‐1計画」に継ぐ事業戦略。前計画で推進した4つの基本戦略の成果を確実に業績として結実することを主眼とし、目標達成に向けて収益力の向上を最優先テーマに位置づけ、収益構造改善のための諸施策を重点的に推進する。

 重点施策のひとつ、新しいビジネス価値の開発では、通販事業における主力の栄養補助食品「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」の商品供給体制を整備するとともに、第2、第3の柱商材を開発、育成を加速させる方針。

 なお同日発表した平成26年12月期決算では、機能性食品などを管轄するその他の分野事業において、清酒酵母を配合した「グッスミン 酵母のちから」を市場に投入し消費者の支持を得たが、主力の「同ラクトフェリン」が伸び悩み、通販商品全体の売上が前期を下回った。

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