夜泣き改善サプリを国内投入 バイオガイアジャパン(2015.2.26)
スウェーデンのバイオベンチャー・バイオガイア社の日本法人・バイオガイアジャパン㈱(東京都港区)は19日、乳酸菌L・ロイテリ菌を用いた乳児用サプリメント「チャイルドヘルス」を4月から日本市場に正式投入すると発表した。同品について、ヘルスケア製品卸大手のアルフレッサヘルスケア㈱と独占総代理店契約を締結し、小児科医院はじめ薬局・薬店、ドラッグストア、ベビー用品店などへ配荷を進める。初年度販売目標は6万本。
新製品は、親会社が保有するL・ロイテリ菌を用いた液状とタブレットタイプの2種類。すでに欧州では15年前から市場投入され、北米では5年前から提案されている。液状はスウェーデンで充填し、錠菓はより高品質な剤型技術を持つスペインの製薬メーカーで製品化した。液状は5㍉㍑入、税別2800円。タブレットは30錠入、同3000円。
これまでに同社は、乳児の夜泣きの原因のひとつとして特有の激しい腹痛(疝痛)があるとし、腸内細菌のバランスを指摘してきた。またL・ロイテリ菌を乳児に摂取させたところ、夜泣き時間が約4分1に減少する研究成果を報告している。
正式販売は4月だが、今月16日から大手育児用品チェーン「アカチャンホンポ」の全国の販売店62店舗で先行販売しマーケティング、4月の正式導入に役立てる。
【写真は、日本市場に投入する「チャイルドヘルス」(写真左)と、バイオガイアジャパンの野村慶太郎社長(19日、東京・港区)】