ココナッツオイル、需要高まる テレビの反響大きく(2015.2.26)
「海外セレブが利用する健康に良い油」などと称され、食用油はじめ、健康飲料、化粧品など様々な商品展開で裾野を拡げてきたココナッツ関連商材。昨年あたりから健康雑誌や女性誌など徐々にその露出を増やしてきたが、今年に入ってからも1月8日放送の「とくダネ!」や、同月24日の「世界ふしぎ発見!」などで取り上げられ、市場が急速に拡大しそうな様相を呈してきた。
少し前まではネット販売を中心とした輸入品が多かった食用オイル商材だが、国内ブランドも着実に整いつつあり、一般流通での取り扱いも増えてきた。
先月15日に食用オイルを商品上市すると発表した日清オイリオグループでは、2月の発売前の時点で「(テレビ放映の影響なのか)すでに予約分が完売」したという。昨年9月にサプリメント形態の商品を投入したファインでは、需要拡大を見込みアイテムを追加。機能成分である中鎖脂肪酸とビタミンEの含量を高め商品力を強化したタイプを3月に発売、併せて中鎖脂肪酸を配合した食用オイル形態の商品も投入し、あらゆる層の需要に対応する構えだ。また関連商材を10年前から手帯性に配慮したスティックタイプの食用オイルを発売、アイテムを拡充させた。先月のテレビ放映後には、商品配送の遅れをお詫びする告知をホームページ上で出しており、反響の大きさを物語っている。
薬系卸の大木グループで健康食品などを展開するリブ・ラボラトリーズでは、同社初となるイメージキャラを起用してのココナッツオイルサプリメントの販促を始めた。専用ディスプレイを用いて販路のドラッグストアなどで積極提案を進める意向で、同販路におけるココナッツオイルの存在感がさらに高まりそうな気配だ。