健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　各種健康食品を販売展開する㈱ファイン（大阪市東淀川区）は、米国で市場が拡大基調にあるスーパーフードを日本の需要に合わせ素材を厳選、スーパーフードシリーズとして今春の商戦に投入する。上市するのはチアシード、アサイー＆マキベリー、ハトムギ、根昆布の4アイテム。今月1日から全国のドラッグストアを中心に配荷を進めている。

　チアシードは南米産の有機栽培品を使用した。アサイー＆マキベリーは、双方に豊富に含有するポリフェノールに加え、同社独自素材で45種類の植物を発酵・エキス化した「ベジターゼ」を配合し商品力を高めた。ハトムギ商材では、吸収しにくいハトムギの殻を独自のアルファ化技術で粉砕、吸収性を高めた「ニュメディック ハトムギ末」を使用した。日本の伝統食からスーパーフードとして選んだ根昆布は、独自素材の酵素分解した米胚芽エキス末「ネオブランザイム」を加え市販品との差異化を図った。

　また同社が今春注力するのがココナッツ関連商材。昨年9月にココナッツオイルをベースに中鎖脂肪酸、ビタミンＥ配合商品を上市したが、さらに商品力を高めたアイテムを加えた。原材料配合比は同じだが、独自のカプセル化技術を用いてグミ調のソフトカプセル包材に仕上げ噛んで食べる食感を実現させた。またカプセル基材にココナッツオイルを含ませ、さらにココナッツの風味を味わえる商品に仕上げた。ソフカプ商材とともにオイル形態の商品も同時発売した。

【写真は、スーパーフードシリーズ（右）と、ココナッツ商材】