機能性表示に向け動く ローヤルゼリー公取協 (2015.3.12)
全国ローヤルゼリー公正取引協議会は、平成27年度の調査研究事業として2件の臨床試験を実施する。3日開催した定時総会で発表した。予算は併せて1200万円。既に理事会で承認されており、機能性表示食品制度に向けた取組みだという。
臨床研究テーマは「ローヤルゼリーの閉経後骨量減少に対する抑制効果」と、「高齢サルコペニア患者におけるローヤルゼリーによる栄養補給とリハビリテーションの重要性」の2つだとしている。それぞれ大学研究機関に試験委託する。
ローヤル協では25年度、26年度の調査研究事業にも1200万円の予算を投じていた。前年度のヒト試験では、「ローヤルゼリーの抗疲労効果・抗ストレス効果の検証」を実施、結果は今月中にもまとまる模様だ。
また、松香光夫会長は、冒頭の挨拶で機能性表示食品制度に触れ、「天然物として総合的な効果を期待したいローヤルゼリーにとっては、この制度に即座に当てはめるのは難しいのではないか」としながらも「今後ヒト試験に力を入れていき、色々な工夫をしながらローヤルゼリーのメリットを消費者にご理解いただけるよう努める」と述べた。