マカ人気の中国で売上1位 MARUEIグループ(2015.4.9)
中国電子商取引最大手アリババグループが運営する主要ECサイトにおける今年2月10日から3月11日1カ月間の売上高集計で、中国でブーム化しているマカエキス健康食品カテゴリーの第1位に、日本のMARUEIグループの「2H&2D」が入った。黒マカ抽出物を配合し、『ザ・マカ・黒』の商品名で販売しているもので、約2200万円(約120万元)を売り上げた。
この集計は、アリババが運営する3つの主要ECサイト「タオバオ」「Tモール(天猫)」「Tモール・グローバル(天猫国際)」の売上高を合計したもの。
同品の過去の売上高順位を見ると、今年1月1日から31日の1カ月間は第4位。同社では2月中旬から海外企業に出店先を限定した天猫国際に出店しており、これが順位を押し上げた可能性がある。同品の中国での販売が始まったのはおよそ1年前。これまで卸売販売を中心に展開していた。
集計によると、2月10日から3月11日の2H&2Dマカ黒の販売個数は計約4800箱と、10位中7位。単価の高さが売上高1位の要因とも見られるが、同品より4割ほど割高な商品でも売上高5位にとどまる。また売上高2位(約1870万円)の商品単価は、同品と比べて約1800円割安。このため同社では、「メイド・イン・ジャパンによる商品力と、価格の適正さが評価された」ことが売上高1位の理由だと見る。
実際、タオバオの公式データベース「数据摩方」の集計によれば、中国での2H&2Dマカ黒の購入者の8割が中~高取得者層だといい、富裕層を中心に支持されている様子。また、購入者を男女別に見ると、男性55%、女性45%と、日本とは異なり、女性も多く購入しているという。
一方、3月の1カ月間の売上高集計で同品は第2位。ただ売上高は約5200万円と、2月と比べて2倍以上に伸張した。2月は春節が影響し、全体的に消費が停滞したと見られる。