AHCC、子宮頸ガンを予防 テキサス大准教授(2015.4.9)
シイタケ属の担子菌の菌糸体培養液を利用したAHCCを主力に販売展開する㈱アミノアップ化学(札幌市清田区)は3月26日、米国デキサス大学のジュディス・スミス准教授らを招き、「女性の美と健康を守る統合医療セミナー」を開催した。
スミス准教授は、「HPV感染および子宮頸がん予防への挑戦」と題し講演。子宮頸ガンなど大多数の女性特有の病気の発生に関わっているとされるヒトパピローマウイルス(HPV)について、世界規模でその感染が問題となっている現状を報告し、そのうえでHPV感染が認められる30歳以上の女性患者10名を対象にAHCCを1日3㌘摂取させる予備臨床試験を報告した。その結果、うち5名がHPV感染が陰性になったとし、AHCCがHPVの除去について有効である可能性について示唆した。今後はダブルブラインド試験を行うなど研究を重ね、今回試験のさらなる裏付けを確保していくとした。
また「美と健康のために」と題して講演した松倉クリニック&メディカルスパの松倉知之院長は、女性は鉄分欠乏などでそれを補充することが訴求されるが、身体組織全体で考えるべきで、血流の流れを良くすることで消化にもつながり全身の調子も改善すると持論を述べた。