機能性表示食品届出 トクホにない肌、ピント調節も(2015.4.20)


 消費者庁は17日、機能性表示食品8品の届出を受理し、同庁ホームページに情報を公開した。第一弾はサプリメントが6品、加工食品2品で、生鮮食品はなかった。すべての書類が整い届出が認められた最も早い日は今月13日であり、このため製品の発売日は同日から起算して60日後の6月12日以降となる。各企業からは、6月16日や19日に発売するとの発表も相次いでいる。

 第一弾の8品は「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」(ライオン㈱)、「食事の生茶」(キリンビバレッジ㈱)、「パーフェクトフリー」(キリンビール㈱)、「ヒアロモイスチャー240」(キユーピー㈱)「ディアナチュラゴールド ヒアルロン酸」(アサヒフードアンドヘルスケア㈱)、「健脂サポート」(㈱ファンケル)、「えんきん」(同)、「蹴脂粒」(㈱リコム)。届出番号はA1~8となっており、Aは年度(平成27年度)を表すという。

 届出製品のうち「食事の生茶」は清涼飲料水、「パーフェクトフリー」はノンアルコールの炭酸飲料でともに加工食品、それ以外はサプリメントとして届出られた。

 機能性表示は、糖の吸収抑制や体脂肪、中性脂肪の抑制といった特定保健用食品(トクホ)に近いものから、「肌の水分保持に役立ち、乾燥を緩和」「手元のピント調節機能を助けると共に、目の使用による肩・首筋への負担を和らげます」など、トクホにはない機能性を表示する製品もある。

 なお、同庁が公開した届出情報は、一般消費者向けの基本情報のほか、有識者向けの基本情報及び機能性、安全性情報を分割して公開してある。有識者向け基本情報ではパッケージデザインを含めた製品詳細や、製造者の名称なども公開された。


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