受理3品追加 関与成分にセラミドも 東洋新薬が届出(2015.4.27)


 消費者庁は、機能性表示食品について新たに3製品の届出を17日までに受理し、24日から同庁ウェブサイトでの情報公開を始めた。3製品中2製品は東洋新薬が届け出たもので、1製品はカルピス。これにより、届出受理件数は計11件になった。

 新たに受理されたのは、葛の花由来イソフラボンを機能性関与成分とする「メディスリム」(届出者:東洋新薬)、コメ由来グルコシルセラミドの「メディスキン」(同)、ラクトトリペプチドを機能性関与成分にした「『アミール』WATER」(同:カルピス)の3製品。届出受理日は、東洋新薬の2製品が16日、「アミール」が17日。

 グルコシルセラミド、葛の花エキスともに特定保健用食品の関与成分として申請され、現在審議されている。ラクトトリペプチドはトクホ「アミールS」の関与成分。

 表示しようとする機能性は、メディスキンが「本品には、米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、肌の保湿力(バリア機能)を高める機能があるため、肌の調子を整える機能があることが報告されています」で、システマティックレビューで科学的根拠を説明。一方、メディスリムは最終製品の臨床試験で評価しており、「本品には、葛の花由来イソフラボンが含まれるので、内臓脂肪(おなかの脂肪)を減らすのを助ける機能があります」を機能性表示とする。

 東洋新薬は受託製造企業。届出を行った理由について、「制度はスタートしたばかりで、どのようなことができるのか顧客が想像するのが難しいと思われる。その支援ツールとして活用することを考えている。また、届出商品を見て、当社に機能性表示食品の開発を任せて頂ける顧客が増えることを期待している」とコメント。自社ブランド製品として取り扱うことも想定しているという。


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