武田紙器 アスタキから撤退 富士フイルムへ譲渡 (2015.5.11)


 武田紙器㈱は4月いっぱいで、アスタキサンチン原料の販売事業から撤退し、5月1日付で担当セクションの新素材部門を富士フイルム㈱へ譲渡した。これまで取引のあった顧客も、そのまま受け渡すことになると、同社では話している。

 原料「ASTOTS(アスタッツ)」は、イスラエルのアルガテクノロジー社製アスタキサンチンを、国内の製油会社で低臭化や高濃度化などして使いやすくしたもの。主力のオイル品をはじめ粉体品、飲料用の乳化タイプなどをラインナップ。サプリメントや化粧品で採用されていたほか、食品の着色剤としても相当量を出荷し、ここ数年の売上は右肩上がりで推移していたという。


Clip to Evernote

ページトップ