キューサイ、届出情報を変更 「ヒアルロン酸」外した商品名に(2015.5.21)
㈱キューサイは、機能性表示食品として届け出ていた「ヒアルロン酸コラーゲン」の届出情報の変更をこのほど行い、商品名を「ひざサポートコラーゲン」に変えた。消費者庁ホームページで公開されている同品の届出情報が21日、更新されたことで分かった。
同品はコラーゲンペプチドを機能性関与成分とする商品。一方で、商品名に「ヒアルロン酸」と付いているため、これも機能性関与成分の一つと消費者に誤認される可能性を指摘する声が、5月1日の届出情報公開以降、業界内の一部であがっていた。
機能性関与成分以外の成分名や原料名を商品名に付けることの是非を巡っては、制度施行前の事業者向け説明会の質疑応答で、消費者庁食品表示企画課担当者が事実上困難との見解を示していた。食品表示基準第9条の表示禁止事項に、「消費者庁に届け出た機能性関与成分以外の成分を強調する用語」を禁じる旨も規定されている。
一方で、消費者庁は旧商品名で届出を受理した。新制度スタートから日が浅いためか、同庁内でも担当者ごとに制度運用を巡る見解が食い違うケースが出ている可能性がある。
変更された届出情報によれば、資料作成日は5月12日。旧資料は3月31日に作成されていた。商品パッケージの変更案も示しており、商品名のほか、変更前にあった「膝関節の動きを助ける」というキャッチコピーは「ひざ関節の動きを助ける」に修正。また、英文で表記していた「ヒアルロン酸・コラーゲン・コンドロイチン」の記載は丸ごと削除する。