機能性表示食品でタッグ 東洋新薬と一丸ファルコス(2015.5.21)
コメ由来グルコシルセラミドを機能性関与成分にした機能性表示食品の最終商品化について、㈱東洋新薬(福岡市博多区)と一丸ファルコス㈱(岐阜県本巣市)が協業することが15日、分かった。
グルコシルセラミド含有コメ抽出物を製造する一丸ファルコスが東洋新薬に原料供給し、東洋新薬は同成分を関与成分にした機能性表示食品の受託製造を行う。両社の話によると、一丸ファルコスは機能性表示食品に絡む同原料の供給先について、東洋新薬に事実上限定することになる。
東洋新薬は、コメ由来グルコシルセラミドを関与成分にした機能性表示食品(サプリメント)の届出を行い、4月16日付で受理。「肌の保湿(バリア機能)を高める機能があるため、肌の調子を整える機能がある」と表示する予定だ。科学的根拠は研究レビュー(システマティックレビュー)で評価。このレビューを活用し、コメ由来セラミド機能性表示食品の受託製造を推進していく構えを見せている。
両社は協業することで、コメ由来セラミド機能性表示食品の市場普及を進めたい考え。総合受託製造企業の東洋新薬と、原料製造販売企業の一丸ファルコスそれぞれの得意分野を生かしながら、市場形成に注力する。研究開発面についても密に連携していく方針だ。