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　㈱ファンケルは20日、2015年4月度の月次売上高情報を発表した。それによると、主力の化粧品は43億6300万円で前年同月比25.3％増、栄養補助食品も24億円で同50.4％増となった。前年は消費増税の駆け込み需要後の購買力が落ちる時期でもあるので伸張する結果となったが、2年前との比較でも化粧品は25.8％増、栄養補助食品も5.9％増で、同社が2年前から推進する各種戦略による復調機運が高まっている。

　なお、その他事業で取り扱う発芽米事業は1億9800万円で同0.3％増、青汁事業は1億9900万円で同3.3％増。2年前比較ではそれぞれ同13％減、同21％減だった。

　また同社が今月打ち出した新中期経営計画の重点商品として掲げた発芽米について、04年以来となるテレビＣＭを20日に開始した。同時に消費者向けのキャンペーンや管理栄養士対象の健康セミナー、試食会などを順次実施するなど、伸び悩む同社商材をテコ入れし、15年度末に売上高を31億円（前年度比130％）に引き上げる見込みだ。