届出書、ミス多い事項まとめる 消費者庁(2015.6.4)
提出された機能性表示食品の届出書に不備が多いことを受け、消費者庁食品表示企画課が届出書作成に当たっての留意事項をまとめ、2日、公表した。これまでに提出された書類を踏まえ、記載ミスや漏れなどが生じやすい事項をまとめたものだという。「食品表示基準、ガイドラインをまずは御熟読いただきたい」としている。
表示しようとする機能性表示に関する留意事項では、科学的根拠に基づく表現の範囲を超えないこと、健康の維持・増進に役立つことについて消費者が理解しやすい表現を用いること、作用機序が明確に考察できていることなどを挙げた。
機能性表示に関しては、「科学的根拠を説明できない限り、表示しようする機能性が両方向の作用を持つ表現は適切ではない」ともしており、例えば血圧を上げるのか、それとも下げるのかを、科学的根拠に基づき明確に表示するよう求めた。
一方、商品名に関しては、届け出た機能性関与成分以外の成分を強調する用語を用いてはならないとしたほか、邦文で記載すること、アルファベットなどについては振り仮名を付ける必要があるとしている。