熟成ニンニク 海外事業も推進 湧永製薬(2015.6.8)
湧永製薬㈱は3日、創立60周年記念式典及び熟成ニンニク抽出液に関する最新知見を報告する記念講演会を都内で開催した。
冒頭挨拶した湧永寛仁社長は、多数参集した業界関係者に向け謝辞を述べるとともに、今後同社が国内外で推し進める事業展開について報告した。主力製品「キヨーレオピン」誕生から55年が経過し、国内で累計1億9000万本以上を出荷した実績を踏まえ、これまで以上にエビデンスの構築を進めることでのセルフメディケーション推進の活動強化の各種施策を述べた。また50カ国以上で展開する海外事業について、ドイツ、フランスなどの未開拓地域への導入準備が着実に進んでいる現状を報告した。
記念講演では、オーストラリア統合医療研究所部長のカレン・リード博士が登壇。リード博士は、有効成分が規格化していたことが同社の熟成ニンニク抽出液で試験に踏み切った理由のひとつとし、同抽出液の高血圧患者での降圧作用はじめ現在論文投稿中の血管と心臓に与える有効性について報告した。