ガイドライン、然るべく検討 板東消費者庁長官(2015.6.18)


 消費者庁の板東長官は17日の会見で、機能性表示食品のガイドライン改正の時期について、「(制度は)スタートしたばかり。今月、来月にどうこうということはない」と、早急な改正は否定したが、「運用後に指摘されたこと、ガイドライン策定の過程で頂いた意見もあるので、然るべく、時機を失することなく検討したい」と語った。板東長官は先月の会見で、安全性に関する公的評価機関の評価を届出情報に記載するなどガイドライン改正の可能性に触れていた。

 また、食品安全委員会が安全性を評価できないとした特定保健用食品(トクホ)申請品の「蹴脂茶」及び同様の成分が含まれる機能性表示食品届出品の「蹴脂粒」について、「(トクホ審査は)消費者委員会に審議が移っており、結果を踏まえ判断する。(同委で)同じ関与成分の意見が出ればそれも踏まえる」と語り、同委の判断を待つ姿勢を示した。一方、規制改革会議の答申に盛り込まれた、特別用途食品に新たな食品区分を追加することについては「速やかに検討する必要があると思っている」としつつ、具体的な日程は未定とした。

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