村上農園、生鮮を栄養機能食品に 機能性届出も準備(2015.6.22)


 スプラウト野菜生産・販売の㈱村上農園は15日、栄養機能食品と表示する生産野菜の全国販売を開始した。栄養機能食品の対象はこれまで加工食品と鶏卵のみだったが、今年4月の食品表示法の施行に伴い、生鮮食品が新たに追加された。機能性表示食品の届出準備も進めている。


 ビタミンB12を安定的に含有する野菜として2004年に発売した「マルチビタミンB12かいわれ」のパッケージを変更し、栄養機能食品の表示を追加。「ビタミンB12は、赤血球の形成を助ける栄養素です」と表示している。価格は1パック(可食部30㌘前後)100円前後。

 同社によれば、同品の出荷量は昨年1月以降右肩上がりに増加、今年5月には14㌧前後に達した。昨年1月と比べると3倍以上にまで伸びている。

 同社ではこのほか、機能性成分を高めた生鮮野菜として解毒作用や抗酸化作用が報告されているスルフォラファンを高濃度化した「ブロッコリースーパースプラウト」も生産・販売している。年内にも機能性表示食品として届け出たい考えだ。

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