バイオジェニック ブルネイでヘマト藻を培養(2015.6.25)


 アスタキサンチン原料「アスタビオ」を供給するバイオジェニック㈱(東京都中央区)は、東南アジアのブルネイ・ダルサラーム国に所在するMCバイオテック社(三菱商事㈱100%出資)に、ヘマトコッカス藻の培養装置を納めるなど技術協力するとともに、装置の運転管理業務を受託する予定。さらに原料を買い取って製剤化し、供給していくことを発表した。

 MC社の工場は現在建設中で、本格的な稼働は来年上半期になる見通しだという。事業スタート当初は、同藻を日本に輸入してアスタビオと同様にエタノール抽出するが、将来的には現地で超臨界CO2抽出した原料を製造する予定。

 ここ数年、アスタビオは海外からの引き合いも伸張していたことから、バイオジェニックでは安定供給のための施策としている。これにより、中国・昆明市の子会社工場で生産した原料は中国国内向け、日本やそのほか海外に向けてはブルネイ産を供給していく方針で、順次切り替えていく。
 また、MC社では健康や美容に対する機能性を持った、他の微生物の培養も検討しており、これらにもバイオジェニックが協力していくという。

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