大塚、大麦βグルカンで届出番号 SRは大麦食品推進協議会が実施(2015.7.9)
消費者庁は7日、機能性表示食品の届出状況を更新し、大塚製薬による大麦βグルカンが関与成分の「大麦ごはん」、イオントップバリュが届け出た「難消化性デキストリン配合 コーラ」など、その他加工食品を中心に4商品が追加された。これにより届出番号取得件数は52件となった。
大麦βグルカンで初めて届出番号取得した大塚製薬では、研究レビュー(システマティックレビュー)で機能性の科学的根拠を証明した。「糖質の吸収を抑える、血中コレステロールが高めの方の血中コレステロールを低下させる、おなかの調子を整える機能があることが報告されています」などと表示する。
研究レビューは、大麦食品にかかわる企業や団体で構成する「大麦食品推進協議会」が実施。届出書によれば、研究代表者は協議会会長の池上幸江・大妻女子大学名誉教授、各レビュワーも協議会会員企業の担当者が務めた。このほかの会員各社が、大麦βグルカンを関与成分にした機能性表示食品の届出書を提出している可能性もありそうだ。
アサヒフードアンドヘルスケアが届け出た、ヒアルロン酸を関与成分にしたサプリメントも追加された。同社がヒアルロン酸で届出を行うのは2商品目。「プレミアリッチ パーフェクトアスタヒアルロン酸パウダー」の商品名で発売する。