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　㈱シクロケムは、様々な物質が包接でき、難消化性デキストリンでもあるαＣＤ（シクロデキストリン）について、血中コレステロール低減作用の表示内容で、機能性表示食品の関与成分として利用できる研究レビューを揃えた。末端製品メーカーを中心に同レビューで提案強化し、機能性表示食品市場にも打って出る。

　研究レビューは「日本健康・栄養食品協会にも内容を相談しながら進めている」（寺尾啓二社長）という。今後は、グループ会社の㈱コサナが販売するサプリメント「ピュアファイバー」で届出書類を提出する予定で、まずは自らが実践して実績を作る考え。また次段の計画では、8月中に次の研究レビューとして、中性脂肪低減作用、食後血糖値上昇抑制作用もまとめるという。

　この取組みについて寺尾社長は、「届出情報では難消化性デキストリンを関与成分にした商品が多い。αＣＤも同じ難消化性デキストリンで、脂肪の吸収抑制作用については、飽和脂肪酸だけを排泄させる一方、不飽和脂肪酸は体内に取り込み易くする特異的な働きがある。機能性表示食品のより多くの製品に、利用されることを期待している」と話す。