100名が参加して開催 日本栄養評議会が20周年(2015.7.9)
6月24日、日本栄養評議会(CRN JAPAN)が東京のグランドヒル市ヶ谷に約100名を集めて「20周年記念大会勉強会」を開催した。
懇親会で挨拶した臼杵孝一理事長は、「様々な問題を抱えながら20年継続して今日に至った。新制度に関しても今後課題が出てこようが、従来の歩みを止めることなく活動を続けていきたい」と述べた。
来賓で参加した健康食品産業協議会の関口洋一会長は、スタートした機能性表示制度もすぐにはうまくいかないだろうが2年後の見直しに向かって、機能性が誤解なく消費者に伝わるよう活動していく旨を表明。日本健康・栄養食品協会の青山充事務局長も、連携して機能性表示制度が国民に正しく伝わるよう取り組むとした。また、日本健康食品規格協会の池田秀子理事長、サプリメントエグゼクティブ会議の河原有三氏は、原料、素材の規格や表示問題を評価して讃えた。
勉強会では、東京有明医療大学教授の川嶋朗医博と、ジェトロ輸出相談窓口の森永操氏の講演が行われ、川嶋氏は、「医師が求めるサプリメント」のテーマのもと、選択基準として、査読のある論文や、安全性・有効性のデータのある事、価格が適正であることなどを挙げた。森永氏は、「海外向け健康食品の展望について」アメリカ、EU、タイ、など5カ国の制度と輸入規制について講演した。