恒食 機能性甘味料「キトル」発売 希少糖など含有(2015.7.23)

05恒食

 ㈱恒食(東京都板橋区)がスリランカ産の機能性甘味料「キトル」(シロップ)の発売を開始した。

 関東圏の販売店に8エリアの配荷車両を展開する同社は、5月からテスト販売を進めており、消費者の利用状況や反応を見て本格的な展開に乗り出すことにしている。既に行ったテスト販売での反応は概ね良好で、「珍しい」「面白そう」「体に良さそう」などの声が届いているという。

 同社では新規ルートの開拓を年初のテーマに掲げており、展示会などの出展を通して新規顧客の獲得に着手している。その際、決め手としているのが差別化された商品群。他社にない商品、ユニークな商品、健康度の高い商品等、差別化の際立った商品で新規客を取り込みたいとしている。

 既に輸出企業、通販企業、介護企業、こだわり商品を扱うスーパーなどのリスト化も進み、新規企業を対象に販路獲得を進める。また、機能性を有す健康食品などは自然食と共にもっと利用すべきだとの観点からこの分野の商品を専門に扱う部隊の創設も考えている。

 今回扱いを始めた「キトル」(シロップ)は、これらの条件を備えており同社の新規顧客開拓の先陣を切るにふさわしい戦略商品として位置付けている。

 「キトル」(シロップ)は、スリランカに自生する孔雀椰子(くじゃくやし)の天然樹液をシロップ状に製品化したもの。天然物を手作業で採取。大量生産の出来ない貴重な甘味料。話題の希少糖D―プシコースが含有されている他、イノシトールも確認されている。

 スリランカではアーユルヴェーダ医療のアイテム製品でもあり、伝統的に糖を控える必要のある人等を中心に親しまれている。甘味料としても多様性があり用途も広い。

 D―プシコースは①食後の血糖値上昇を抑制する②内臓脂肪の蓄積を抑える③動脈硬化になりにくい―などの働きが確認されている。また、イノシトールは①抗脂肪肝作用を有す②リン脂質を産生し脳の働きをサポート③記憶力、集中力低下を防ぐ④精神安定に有用―等の発表がされている。
【写真=取扱いを開始した「キトル」(シロップ)】

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